LMF501Tラジオ〜47×72mmの基板での配線
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AMストレートラジオ用ICのLMF501Tを使った、シンプルで低消費電力ラジオです。
単三乾電池1本で、2ヶ月くらい連続動作します。
LMF501Tは3本しかリード線が出ていないICなので、工作も容易です。
●回路図
同調回路にはバーアンテナの代わりに330μHのマイクロインダクタを使用します。
もちろんバーアンテナを使用すれば性能はグッと良くなり、
電波が強い地域ならばアンテナ線無しでも受信できます。
イヤホンは感度の良いクリスタルイヤホン(セラミックイヤホン)を使用します。
●部品配置
※部品面(部品を取り付ける面=銅箔が付いていない方の面)から見た図です
バリコンと電池ボックスも基板の上に載せて、コンパクトに作ってみます。
バリコンは、取り付け穴にあわせて基板に穴を開けて、ネジ止めします。
完成すると、こんな感じになります。
●使用する部品について
この回路に使用する部品は以下の通りです。
○IC LMF501T ・・・ 1個
○ポリバリコン AMストレートラジオ用 ・・・ 1個
○ポリバリコン用ダイヤル ・・・ 1個
○ポリバリコン取り付け用ビス ・・・ 3個
○1/4W炭素皮膜抵抗 (1/6Wや1/8WでもOK)
1kΩ ・・・ 1個 (色帯は茶黒赤金)
100kΩ ・・・ 1個 (色帯は茶黒黄金)
○電解コンデンサ 16V10μF ・・・ 1個 (耐圧は6.3V以上あればOK 容量は数倍違っていてもOK)
○積層セラミックコンデンサ 0.1μF ・・・ 1個 (表示は104)
0.01μF ・・・ 1個 (表示は103)
○セラミックコンデンサ 100pF ・・・ 1個 (表示は101)
○マイクロインダクタ 330μH ・・・ 1個 (写真では横型 縦型でもOK)
○セラミックイヤホン(クリスタルイヤホン) ・・・ 1個
○ユニバーサル基板 ・・・ 1枚 (47×72mmの物)
○単三電池1本用電池ボックス ・・・ 1個 (リード線付きのもの)
○スズメッキ線 0.4φ ・・・ 50cm位
○ビニール被覆線 ・・・ 1m位
○ビス M3×15mm ・・・ 4個
○ナット M3 ・・・ 4個
※その他、ハンダ(電子工作用のヤニ入りハンダ、0.8mmか1mmのもの)と単三乾電池1本が必要
●工作について
キットや雑誌付録などの「専用基板」による工作では、基板の所定の位置に部品を挿し込んでハンダ付けすれば
基板上に予め作られた銅箔のパターンで配線もされてしまいますが、
ユニバーサル基板では部品間の配線も行わなければなりません。
その分、自由度の高い工作ができますので、専用基板での工作の次のステップとして、是非試してみてください。
この工作では、基板にバリコンを取り付けるための穴あけ作業も必要です。
部品を基板の銅箔の無い側から挿し込んで、銅箔側でランド(基板に付いている丸い金属)にハンダ付けして、
スズメッキ線を使用して各部品の間を配線します。
極性がある部品は、向きを間違えてしまうと動作しませんし、最悪壊れてしまいます。
間違えて取り付けてしまうと外すのもヤッカイです。注意深く作業してください。
詳しい説明は、こちらをご覧ください。
●動作の確認
ハンダ付けかが終わったら、即電池を入れて・・・と突っ走らずに、まずは少し休息を入れてください。
電源を入れる前に、必ずハンダ付けの不良や部品の付け間違い、向きの間違いなどが無いか?
よ〜〜〜く確認してください。
OKでしたら、新しい乾電池を電池ボックスに入れてください。
アンテナを伸ばしてイヤホンを耳にして、ダイヤルをゆっくりと回してください。
放送が受信できれば、無事に完成です。
●部品のセット販売について
今回使用した部品一式(乾電池、ハンダを除く)をセットにてご用意しております。
価格は1セット 1100円、送料は別途160円です。(複数セットご注文いただいた場合でも160円) 完売いたしました
「LMF501Tラジオ 部品セット」としてご注文いただければ幸いです。
ご希望の方はお名前、お届け先ご住所、ご注文の商品名と数量を明記して、メール(ecw@sweet.ocn.ne.jp)にてご注文ください。完売いたしました
お支払の方法などは、こちらをご参照ください。