ホタル発光?回路2つ
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お客様からのお問い合わせ/リクエストで、ホタルの様にしんわりと光り始めてじんわりと消えるような
LED点滅回路を多くいただきましたので、ごく簡単な物を2つ考えてみました。
 ※ここで紹介する回路では、本物のホタルとおなじ光り方をするわけではありません。
  ただ、じわっと光り始めてじわっと消えるような点滅を繰り返すだけの回路です。
  まちがってもランダムに光り方が変化するような物を期待しないでください。
 ※キットにする予定は今のところありません。ご了承ください。
 ※ここで紹介する回路をそのまま作っても希望するような光り方をするとは限りません。
  抵抗コンデンサ等を調整したり、さらに回路を工夫するなどして、実験してみてください。
  「〜〜のような光り方をする回路を教えて」と問い合わせをされても困ります。

まずは下の回路です。

左側はタイマーIC”555”を使った発振回路で、だいたい1.5秒周期くらいです。
ICの出力(3Pin)を抵抗を通して電解コンデンサ(C2)にため、トランジスタを駆動してLEDを点灯させます。
C2があることで、LEDはじわっと光り始めじわっと消えてゆきます。
周期はR1やC1で調整します。(R1とC1の大きさに比例して長くなります)
じわっの度合いはC2で加減します。
簡単な回路ですから、他の抵抗も含めて、いろいろといじってみると面白いと思います。
※○×秒で点滅させたいので値を教えて欲しいと問い合わせするのはやめてください!
 簡単な回路なので、ご自身で実験したり調べたりしてください。そのきっかけためにこのコーナーは設けています。

もうは下の回路の様な方法で・・・


トランジスタを駆動するための出力をON/OFFだけの3Pinから取っているのではなく
発振回路のコンデンサから取っているのがポイントです。
”555”では2−6Pinのコンデンサを充電−放電させることで発振動作をしています。
 (この件で私に質問しないでください。ICの動作の詳細はメーカーの資料やCQ出版社などからの本で、ご自身で調べてください。)
その時のコンデンサの電圧は電源電圧の1/3〜2/3の間で変化します。それでトランジスタを駆動すると
コンデンサの電圧は瞬間的に電源電圧の1/3←→2/3に変わるのではなく、ゆっくりと変化しますので
R2を適切に選べば、LEDもゆっくりと明るくなり、ゆっくりと暗くなります。
ただし、電源が3Vの場合、1/3は1VなのでLEDは点きっぱなしになってしまいます。そこでダイオードを一つ挟んでいます。
ダイオードを2つにしてみたり、R2を変えたりして光り方を加減すると面白いと思います。


この様な回路を3つ作って、3色入りのフルカラーダイオードを光らせてみると(色毎に回路を接続します)面白い光り方となるかもしれません。
尚、青や白の場合には3Vでは光りません。念のため。