断続音ブサー
トップページ資料室ちょっとした回路図集
断続音ブサー







連続音の電子ブザー(”圧電サウンダ(圧電ブザー素子)”ではなく、音を出す回路を内蔵して、電源につなげるだけで鳴る物)は
入手しやすいですが、断続音のブザーはちょっと入手しにくいと思います。(って私の所で扱っていないだけなんですけれどネ)
連続音のブザーを断続音にするには、ブザーの電源を断続的に入/切すれば良いわけで
簡単には下図の様にすると良いと思います。

連続音の圧電ブザーEB20A−35CW140−12Vを、トランジスタ2個の「マルチバイブレーター」で
断続的に入/切する回路です。
図の部品の値で、1秒間に4〜5回の割合で、ピ・ピ・ピッと鳴ると思います。
左側のLEDもチカチカと点滅します。邪魔なときにはLEDは外して、抵抗だけにしてしまってください。
LEDを外すときには、抵抗は数kΩ〜10kΩ程度に換えたほうが、消費電流が少なくなってベターです。

トランジスタは、2SC945に限らず、2SC1815など小信号用のNPN型でしたら、大抵の物が使用できると思います。


断続の周期を変えるには47kΩまたは10μFを変えてください。
抵抗やコンデンサを倍にすれば周期は倍に、半分にすれば周期も半分になりますが
抵抗を大きくしすぎると動作しなくなってしまいます。
ならば、片側の抵抗やコンデンサを変えるとどうなるのか?ですって!?
簡単な回路ですから、ここはひとつご自身で試してみてくださいネ!
とりあえず実験してみるのも、楽しみを広げるテの一つなのですから(^○^)

補足)この回路ではトランジスタのベース―エミッタ間に過大な逆電圧がかかってしまうので、本来は5V以下の電源とすべきです。
   (10μFにたまった電荷が1周期ごとにトランジスタに過大な逆電圧をかけますので、
   使っているうちにトランジスタがNGになってしまう可能性があります)
   アマチュアが遊ぶ分には、多分大丈夫ですが、(いい加減な物言いでスミマセン)
   まちがっても生産品などにそのまま使ったりしないで下さいネ。