簡単な1.5V電源・その1
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たとえば、ストレートラジオ用のIC、LMF501Tと、アンプ用のIC、TA7368P等を使って、ラジオを組み立てようとすると
アンプの回路は3V(あるいはそれ以上)必要なのに、LMF501Tは1.5Vの電源が必要になってしまうという事が生じます。
アンプ部分にNJM2076Dを使えば1.5Vでもスピーカーも鳴らせますが、
出力もあまり取れませんし、入手も難しいかも・・・です。
LMF501Tの様に、ごく僅かの電流で足りるのでしたら、LEDを使って簡単に1.5V(実際にはもう少し高い電圧)を得る事が出来ます。
加えて、LEDは当然光りますから、ついでに電源ランプにもなります。
ただし、LEDに流す電流以上の電流を取り出す事は出来ません。


手持ちの赤のLED(GL3HD8)で確認したところ、図の回路では、およそ1.7Vの電圧となりました。
とり出せる電流は、0.5mA程度まででしょう。
47μFは抵当な値で構いません。1KΩを変更すると、出力電圧も多少変わります。
LEDにより多くの電流を流す(抵抗を小さくする)と、取り出せる電流も大きくなりますが、出力電圧も高くなってしまいます。
電源側が別の電圧ならば、抵抗を変更して、LEDに1mA位流れるようにしてください。
例えば、6Vならば、抵抗は3.9〜4.7KΩ位にします。
LEDを変更すると、出力電圧も変わってしまいます。大雑把に言えば、赤<黄<緑と高くなります。
もう少し低い電圧とするならば、赤外LEDを使用します。(当然ですが光は目に見えません)1.4〜1.6V位になると思います。
LEDの代わりに、1S2076A等の小信号用ダイオードを2または3本直列にしても良いでしょう。
2本直列で1.2〜1.3V、3本で1.7〜2V程度となります。
LMF501Tに対して1.7Vではちょっと高すぎるなぁ〜と心配な方は、ダイオード2本直列とすれば良いでしょう。