電子キャンドルICの瞬きを”マイルド”にする工夫
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電池とLEDを接続すればオッケー!なキャンドルICのCDT3460。簡単で面白いのですが瞬き具合がデジタルと言うか、ちょっと”キツイ”というのが難点。
そこで「電子ホタル回路」と同じリクツでチラチラとして瞬き具合を”マイルド”にしてみました。

下が回路図です。印刷ミスのコピー用紙の裏に手書きの、思いっきりな手抜きでゴメンナサイ。
LEDの「光の矢印」が抜けていますね・・・2SC1815の上のダイオードはLEDです。



(勝手に転載しちゃダメだよ)

回路の動作は簡単で、33kΩと100μFでチラチラ加減を鈍らせてしまいます。
LEDの光り方を見ながら、33kΩ、1kΩ、100μFを加減して、お好みの光り方となるように調節してください。
トランジスタはNPNの小信号汎用トランジスタなら何でも良いと思います。
ただし、特に外国製(最近は日本製の定番トランジスタが次々に廃盤になっちゃいましたしねぇ)を使用する場合、
ピンの配置がE−C−Bではなく、E−B−Cなど異なっている場合があります。
他のトランジスタを使用する場合、ピン配置は必ず確認してください。
抵抗は1/4Wでも1/8Wでも良いです。キンピなんかは勿体無いので、安い炭素皮膜抵抗を使いましょう。
電解コンデンサの耐圧は6.3V以上あれば十分です。多分お店では16V品か25V品となるでしょう。

CDT3460単体では、電源を入れるとパッと光り始めるのですが、
この回路では100μFが2SC1815がONになるまでの電圧にチャージされるのに時間がかかるので
電源ON直後はジワ〜と点灯を始めます。この辺も少し本物のロウソクに近くなったかな?

動作が実際にどんな感じになるかは、ここをクリックして、動画ファイル(wmv形式約305kB)をご覧ください。
右側がCDT3460そのままの場合、左側が上の回路で光らせた場合です。
動画ではLEDに標準輝度のあまりまぶしくないものを使ったこともあって、
ICそのままでもあまりキツイちらつきには見えないかもしれませんが(デジカメの影響もありますし)
高輝度LEDを使用した場合には、もっと差が出ると思います。