トランジスタ2個で作る暗くなるとLEDが点滅する回路
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ちょっと気難しいところを見せてくれることもある回路なのですが、「暗くなると点滅回路」を安価に作るならば
555などのICを使うより、トランジスタ2個を使った回路の方が(回路自体は)簡単で、安く作れると思います。
基本はNPN、PNPそれぞれ1つの合計2石の発振回路でLEDを点滅するのですが、
CdSを追加して暗くなったときだけ動作するようにします。「暗くなったら」の機能が不要ならば、CdSは外してください。
上の「絵」ではパワーLEDにたっぷりと電流を流して光らせるために、PNP側に大き目の電流を流せるトランジスタを使っています。
普通(?)の20mA位の定格のLEDでしたら、2SA1015−Yで十分です。(2.2Ωも47Ω程度に変更します)
1000μFの大きな電解コンデンサがちょっと鬱陶しく感じるかもしれませんが、パワーLEDを明るく点滅する場合
この位の容量がないと、動作が不安定になって「点灯したまま」になりやすいです。
小さなLEDで少ない電流で点滅する場合、47〜100μFで大丈夫だと思います。
トランジスタのhFEは高いほうが良い!と妄信している人もいらっしゃるようなのですが、
この回路ではhFEがやたら高くても、かえって動作が不安定になりがちなようです。
2SA950、2SA1015、2SC1815の場合、Yランクならば問題ないと思います。
点滅の周期は1MΩと4.7μFで決めるのですが、1MΩをむやみに変更すると、これまた動作しなくなったりしがちなので
コンデンサで調整したほうが無難です。
こういったところで動作したりしなくなってしまったりを考えると、555などのICは便利で確実ですね。
およそ1秒間隔の1周期の間で、一瞬だけピカッ!と光る動作となります。