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部品の顔のコーナー(ダイオード編)


このコーナーでは、電子工作で使う頻度が高い部品の外観などについて、大雑把に説明いたします。
電子部品は数限りない種類がありますので、このコーナーに掲載していないような形の物も多数あります。
ここでの説明や写真は、あくまで「一例」だとご理解ください。


ダイオード
当店のキットのような「ちょっとした回路」ではリード線が付いた小さな小信号用ダイオードがもっともポピュラーですが
市販されているメーカー製の電子機器では、今やリード線がついた部品はむしろ少数派で、
分解して基板を見てみても、チップ部品の方が多く使われているかと思います。
電流を一方向に流すだけの素子でもいろいろな種類があって、正しく使い分けないとトラブルの原因になったりします。

小信号用スイッチングダイオード
小信号用の汎用ダイオードです。数十V、100mA位までの条件で使います。




小信号用ショットキーバリアダイオード
高周波回路など、高速でかつ電圧降下が小さなことが必要な用途に使います。
見た目小信号スイッチングダイオードと似ていますが、ちょっと高価です。




整流用シリコンダイオード
商用周波数(早い話コンセントに来ている電気の周波数〜50Hz/60Hz)の整流用が主な用途なので
高い周波数に使うと、スピードに付いて行けません。
4本まとめた「ダイオードブリッジ」も良く使いますね。


大電流用になると、下の写真のようなゴッついのも。(めったに見ませんが)




整流用ショットキーバリアダイオード
スイッチング電源のように速い速度での整流回路の場合、50/60Hzに使うダイオードでは追いつけないために
高速で動作するショットキーバリアダイオードを使うことも多々あります。
電圧降下もシリコンダイオードの半分くらいなので、その分のロスも減ります。

写真のものは、整流用としては一番小型の部類です。



ツェナーダイオード
電源回路などで一定の電圧源が欲しい時などに使います。
逆方向に電圧を掛けると、(ほぼ)一定の安定した電圧を得ることができます。





チップダイオード
上の各ダイオードもリード線付きはむしろ少なくなってきて、表面実装用が多くなりました。
電子工作としては、慣れないと扱いにくいので、メーカーさんには何とかして欲しいですよね。