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実家の近くには「多々良沼」という周囲5kmくらいの沼があって、最近は冬の間コハクチョウを餌付けして
「白鳥の飛来地」として売り出しています。
お正月に帰省した時に、お散歩がてら見物してきました。
ここでの写真は2012年1月2日に撮影したものです。


先日紹介した群馬県立館林美術館。ここから西のほうにしばらく歩くと沼があります。




沼から流れ出ている小川には鴨が泳いでいました。そう言えば子どもの頃この辺りでは鴨狩りする人もいて、
散弾銃の薬莢を拾ったりしたものです。




泳ぐ鴨の先回りをして前から写真を撮ろうとしたのですが、前に回ると横を向いてしまったり泳ぐ速度を上げたりで
なかなか前からは撮らせてくれません。




そうこうしているうちに、西側に多々良沼が見えてきました。昔は周囲20kmはある沼だったのが、
江戸時代からの干拓で小さくなってしまったらしいです。以前は「寒鮒の追い込み漁」で有名(?)でした。




白鳥いないなぁ、エサやりの時間じゃないからかなと、思いつつ、南方向に歩いていると沢山のほかの鳥の中に数羽いました。




岸辺にも何羽か




鴨や鵜の数倍ある白い体は、優雅でもあり迫力でもあります。







確かに白鳥は見られたのですが、おどろいたのが白鳥以外の鳥の多さ。特に鵜は大繁殖してしまっていて、
「おまえら、南極のペンギンさんのコロニーか?」と突っ込みを入れたくなるような状況。




中には杭の上でなにやらポーズをとっているかわいげのないヤツもいて、こいつは数分間このポーズのまま動きませんでした。




エサの時間に行けば、もっと沢山の白鳥を見られたのかもしれません。
もっとも、あの鵜の多さでは、白鳥と鵜と烏と鴨がエサを奪い合うカオス状態となっているかもしれませんね。
白鳥は市の反対側の別の沼との間を、エサの時間を見計らって往復しているらしく、実家の上空がその飛行ルートの一つになっています。
たまにV字編隊を組んで飛んでいく白鳥の群れを見るのですが、いつもカメラが間に合わなくて、撮影できていません。
次の冬場に上手く撮れれば、掲載したいと思います。



2012年7月1日作成